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ホテル求人・ホテル転職・ホテル就職とキャリアアドバイス連載

Culture Gap :
5 big differences between Japanese
and American hotels.


ホテフリ0号 Culture Gap

カルチャー・ギャップ : 日本とアメリカのホテルの5つの違い


日本では、「お国はどちらですか」という質問をよく受けます。「アメリカ」と答えると、大抵は、「日本にはどのくらい 住んでおられるのですか」と聞かれます。答えは今や、9年になりました。

ここ5年、わたしは各地のホテルを訪ねてセミナーに参加したり、そこで働く人たちと会ったりしています。また、 海外ホテルでの研修プログラムを手配し、これまでに150人の人たちがこれらのプログラムに参加して、世界中のホテルで研修を受けています。こうした事情から、仕事の大部分はこうした人たちが新しい文化に溶け込み、研修生活を無事終えられるようお手伝いすることです。アメリカと日本に限ってお話すると、ホテル産業を比べた場合5つの大きな違いがあります。

1.)日本にはチップの習慣がない。 日本を訪れるアメリカ人の殆どは、日本のホテルにチップの習慣がないことに一様に驚きます。お客さんの側としてはうれしい驚きですが、日本の研修生の方々が海外に行ってホテル で働いたときも、最初にチップをもらうのはとても嬉しいものです。アメリカの大都市の5つ星ホテルでは、ドアマンがチップだけで年間1000万円近くの収入を得ることもあります。日本では若い人たちがチップなしに働いているのはわたしからすると驚きですが、仕事に対する真摯な情熱の表れといえるでしょう。

2.) 日本のサービスは世界一。 日本のホテル産業で働く人たちに会うと、みな、「アメリカのホテルのサービス標準 は世界一なのでしょうね」と言います。もちろん、アメリカでも一部のホテルでは素晴らしいサービスを受けることも ありますが、一般的にわたしの感じた限りでは、日本のサービスが世界一と思います。なぜでしょうか? 日本人 の人たちは、都会の5つ星ホテルでも、田舎の温泉旅館でも、仕事に対する誇りがほかに例を見ないほどすばら しいからで、アメリカや世界各地からやってくるわたしの家族や友人もこの点については意見を同じにしています。

3.) アメリカの強み:フレンドリー。研修プログラムを終えて帰国した研修生の 人たちに、アメリカで何を感じたか尋ねてみますと、みな、「フレンドリーなスタイルのサービスがよかった」と いいます。日本のサービスはどちらかというとフォーマルだというのです。もちろん、フレンドリーは一つ間違えば 失礼になってしまうので、それを恐れるのもフォーマルに傾きやすい理由かもしれません。しかしアメリカのホテル では、お客さんとできるだけフレンドリーな関係を築くことに注力します。お客さんが、「親しく接してくれたから、 あの人のところにいけば何とかしてくれるだろう」という気持ちになれば、ホテルのリピーターになってくれる可能性 も高いからです。

4.) 人種構成の違い。 アメリカのホテルに一歩足を踏み入れるやいなや、 いやでも気づかされるのが、ホテルの従業員の国籍が実に多様だということです。ヨーロッパ、南米、アジア、ア フリカ…枚挙にいとまがありません。日本では、従業員はほとんどが日本人です。同じ民族であれば、チームワ ークの結束も固くサービスのレベルも高くなるのは当然でしょう。いっぽうアメリカではさまざまな人種から成る組織 をうまく運営するのは難しい課題ですが、ドアマンがスイス人、フロントの人が日本人、シェフがイタリア人やナイジ ェリア人であったら、お客さん側としては自分の国を離れずともさまざまな異文化体験をできるという利点があります。

5.) ホテル生活の違い。日本とアメリカではホテルの 使い方やホテルに対する捉え方がかなり違います。アメリカ人にとって、ホテルはある場所を訪ねる際の寝場所 に過ぎません。外の街を探索し、劇場を見たりレストランを見たりして歩き回ります。いっぽう日本では、ホテルは 忙しい普段の生活からの息抜きの場、いわばオアシスでもあるようです。自分の家があっても、近所にあるホテル に泊まったりそこで食事したりします。ゲスト(おもに女性)がビュッフェで食事したり、マッサージを受けてリラック スしたりという光景もよく見られます。わたしも日本暮らしが長くなりましたから、ホテルでリラックスするのを楽しむ

マシュー・サスマン:海外ホテルインターンシッププログラム斡旋のアスパイアインターンシップス社日本代表。アメリカ、イギリス、 オーストラリア、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、モルディブなど各地ホテルでの研修プログラムを幅広く手がける。 好きなのは日本食と温泉。


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